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蓄電池は、粗大ゴミとして廃棄することができません。自治体に回収してもらうこともできません。とは言え、やがては蓄電池も寿命を迎えます。動かなくなった蓄電池は、どのような方法で廃棄すれば良いのでしょうか?蓄電池の捨て方を解説します。
蓄電池の捨て方を説明する前に、まずは一般的な電池の捨て方を確認してみましょう。
リチウム電池は、お住まいの市区町村のルールにしたがい一般の不燃ごみ等の分類で、定期的に回収がやってくるゴミステーション等に廃棄します。ゴミステーションのほかにも、市役所や図書館、家電量販店などに回収ボックスが設置してある場合もあります。
ボタン電池には微量の水銀が使用されていることがあるため、一般の不燃ごみとして廃棄することはできません。通常は「ボタン電池回収缶」を設置しているお店にボタン電池を持参し、リサイクルに回してもらう形になります。
小型二次電池は「資源有効利用促進法」により、リサイクルすることが義務付けられています。「小型充電式電池リサイクルBOX」を設置しているお店に小型二次電池を持参し、リサイクルに回してもらう形となります。
小型充電式電池も、小型二次電池と同様に「資源有効利用促進法」により、リサイクルすることが義務付けられています。「小型充電式電池リサイクルBOX」を設置しているお店に小型二次電池を持参し、リサイクルに回してもらいましょう。
冒頭で触れた通り、家庭用蓄電池は、粗大ゴミとして廃棄することもできなければ、自治体に改修してもらうこともできません。理由は、蓄電池が特別管理廃棄物に認定されているからです。特別管理廃棄物とは「爆発性・毒性・感染性のおそれがある廃棄物」とされ、一般的な方法で廃棄することはできません。
蓄電池を廃棄するには、次のような方法をとることになるでしょう。
蓄電池の販売店や設置業者が廃棄の対応をしていれば、そこに廃棄を依頼する方法があります。複雑な手続きなどが要らず、廃棄料金さえ支払えば、スムーズに対応してくれることがメリットになるでしょう。
ただし、廃棄価格が1台10万円前後と高額になることはデメリット。また、回収した蓄電池の転売や環境に悪い廃棄法など、コンプライアンス上の不適切な処理の可能性があることも問題点として指摘されています。
蓄電池メーカーによる広域的処理認定業者(古河電池、GSユアサなど)に依頼すれば、蓄電池を廃棄してもらうことが可能です。販売店や設置業者に比べ、コンプライアンス上の問題なくクリアな方法で廃棄してくれる点、依頼者の負担が少ない点などがメリットとなるでしょう。
特にデメリットはありませんが、業者によって料金や回収の依頼方法など様々な点が異なるため、依頼前に多くのことを確認する手間は避けられません。
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