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経産省資源エネルギー庁による調査で2012年4月~2012年12月の都道府県ランキングでは、長崎県の太陽光発電導入件数は19,165件で21位でした。設備容量が79,181kWで20位、平均設備容量が4.13kWで12位です。累積設置に基づく普及率では、世帯数に対する普及率が3.52%で9位、戸建数に対する普及率は5.28%で8位。長崎県の太陽光発電普及率は、全国の中で上位にランクしています。
長崎県では、早くから太陽光発電に積極的な取り組みをしています。1995年に住宅用太陽光発電システムモニター事業をスタート。翌年はNEDOフィールドテスト事業として、県立鹿町工業高校に30kWの太陽光発電システムを設置しました。
2011年度、『ナガサキ・グリーンニューディール推進方針』を策定。施策を進める4つの柱として、 「再生可能エネルギーの利活用」「省エネ技術の導入」「環境保全型産業の振興」「社会システムの構築」を定めました。2012年度には、今後、特に注力すべき事項について6つのプロジェクトからなる「ナガサキ・グリーンニューディール戦略プロジェクト」を策定。その6つとは、対馬プロジェクト、五島プロジェクト、西海プロジェクト、海洋フロンティアプロジェクト、海外展開支援プロジェクト、長崎未来型エネルギー自給自足団地プロジェクトです。長崎県の特性や県内技術を生かして、環境・エネルギー分野で先進的なモデル創出や実証フィールドの誘致・形成などに取り組んでいます。
長崎県は、全国でも上位の太陽光発電先進地域です。長崎県は、日射量が豊富であると同時に、日射量が安定しているという太陽光発電に有利な特性があります。安定的に電力を確保できるため、売電して収入を得ることも可能です。この恵まれた特性を活かして、早くから再生可能エネルギーに対する取り組みは積極的に行われてきました。
長崎は、鎖国時代にも外交を行っていた地域のため、風車や水車など、自然エネルギー設備導入に古くから積極的です。その流れの中で、太陽光発電の導入にも他の都道府県をリードする存在になっています。
メガソーラーを建設していることもその取り組みのひとつです。日射量が安定しているという特性を活かして、今後も太陽光発電と蓄電池の活用はますます盛んになるでしょう。
長崎県がある九州は、他の地域と比較すると日照時間が長いため、九州全体でも太陽光発電や蓄電池への取り組みが行われています。普及率は全国平均を上回る県が多く、長崎県をはじめとする九州地域は、日本の太陽光発電をリードしていくことが求められているのではないでしょうか。
九州にある蓄電池設置業者の中から、余計な中間マージンが発生せずアフターメンテナンスなども迅速な「自社施工」で、且つ太陽光発電に関することならなんでも知っている「太陽光発電専門」の業者を、創業年数の長い順に3社紹介します。(2021年2月時点)