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蓄電池は、いざというときの防災設備としても大いに役立ちます。台風を筆頭に、鹿児島には自然災害が多いことを改めて認識しておくべきでしょう。
日常生活ではもちろんのこと、蓄電池は、非常用電源としても大いに活躍します。停電したときには、特にその有用性を実感することでしょう。
かりに停電が発生したとして、1台の蓄電池がどの程度の生活をカバーできるのか確認してみます。
災害などで停電し、節電のため家族はリビングなどの1部屋へ集まります。その1部屋で最低限の生活を維持するためには、次のような電力を使うことになるでしょう。
以上を足すと約3,120Wの消費電力となります。ちなみに、現在販売されている一般的な住宅用蓄電池は4~15kW(4,000~15,000W)。どの機種を買っても、停電して1日は十分に持つと考えて良いでしょう。6kW程度の蓄電池であれば2日ほど持つので安心ですね。
他県に比べ、鹿児島は決して災害の少ない県とは言えません。停電の原因となりうる災害も、もちろん起こり得ます。以下、蓄電池が活躍する可能性がある主な災害について見てみましょう。
鹿児島在住の方も薄々は実感しているかと思いますが、鹿児島は「台風の上陸回数」が全国で圧倒的な1位です。台風は停電の主要な原因の一つであることは、言うまでもないでしょう。
南海トラフや日向灘、南西諸島などで巨大地震が起こると、鹿児島には津波が押し寄せる可能性があります。この津波の影響で停電が発生することもありうるでしょう。もとより県内には活断層もたくさんあるため、いつどこで地震が原因の停電が発生しても不思議ではありません。
桜島をはじめ、開聞岳や池田・山川、米丸・住吉池。若尊、霧島山など、鹿児島にはたくさんの活火山があります。九州電力では、噴火の影響による停電を防止するために、現在もなお様々な対策を推進中です。
電気や水道、ガスなどのライフラインの中で、災害時に最も復旧が早いのが電気といわれています。なるほど、確かに東日本大震災のときには、地震から1週間以内に約99%の世帯で電気が復旧しました。
ところが2019年の台風15号の際には、千葉県における電気の復旧が大幅に遅くなったことは記憶に新しいところ。電源が確保できないことから現地の正確な情報も入らないという、非常に困難な状況も続きました。
台風15号の例からも、「電気の普及は早い」という先入観は捨てたほうが良いでしょう。あわせて、災害時に電力を確保することが難しいことも、台風15号から学習すべきです。
いつどこで発生しても不思議ではない巨大な災害、そして停電。万が一の時に備え、一家に1台、蓄電池の設置をおすすめします。
ここでは上記の条件に基づき、鹿児島エリアに所在し、自社施工を行っていることを第一条件に、かつ太陽光発電の知識が深い「太陽光発電専門」、もしくは、「太陽光発電を事業化している」会社を探しました。さらに、そこから創業年数の長い3社をピックアップしています。(2022年1月時点)