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トラブル事例集

先人の失敗事例から学ぶ、蓄電池のトラブル回避術

こちらでは、蓄電池を導入するにあたり、何らかのトラブルが起きてしまったという失敗事例をいくつかご紹介していきたいと思います。

そもそも蓄電池というものは、一般的な家電製品などに比べ、まだまだ歴史の浅い商品です。それゆえ、予期せぬトラブルなども起こりがち。そうした事例を予め知っておき、ご自身の導入の際に、トラブル回避術としてお役立てください。

ケース1:蓄電池を玄関脇に設置されてしまった

例えば「最新型の洗濯機が気に入り衝動買いしたら、脱衣所の扉を通れない大きさで、泣く泣くキャンセルした」という話がありますが、同じようなことが蓄電池の場合でも報告されています。よくあるケースが、いざ設置工事に取り掛かると、他に設置場所がなく、玄関ドアの脇に大きな蓄電池を設置されてしまったという事例です

編集部より

これはずばり、営業マンの知識不足・経験不足によるものです。蓄電池のセールストークには長けていても、その設置工事に関する知見がなかったということに尽きます。蓄電池はまだ歴史が浅いため、こうしたことが起きがち。業者選びの際は、蓄電池の取り扱い歴や実績などをしっかりと確認すべきです。

ケース2:深夜電力が有効利用されていない

蓄電池の運用にあたっては、料金の安い深夜電力を溜めてそれを昼間に使用することで電気料金の節約につながるというのが、大きな魅力のひとつです。しかし、セールストークなどで、その点に惹かれ契約したのに、いざ運用が開始されても、深夜電力が有効利用されていないと言うケースが多く発生してしまっています。

編集部より

これまた原因は知識の浅い営業マンによるもの。そもそも、お得な深夜電力を利用するためには、深夜電力が割安となるプランを契約している必要があるのですが、ガスを併用している住宅の場合、ほとんどが時間帯別に電気代の単価が変わる契約になっていない場合がほとんどです。繰り返しになりますが、業者選びの際は、蓄電池の取り扱い歴や実績などをしっかりと確認すべきです。

ケース3:蓄電池を設置したら、太陽光発電の発電量が減少してしまった

これも蓄電池設置にあたって発生頻度の高いトラブルです。原因は太陽光発電に用いていたパワーコンディショナーを蓄電池にも用いることで、そのパワーコンディショナーが対応可能だった
回路数をオーバーしてしまい、その回路分の電力をまるまる捨ててしまうことになるというトラブルです。

編集部より

これもとどのつまり、施工業者の知識不足によっておきるトラブルです。この手のずさんな工事をする手合いというのは、蓄電池はもちろん、太陽光発電システムのこともよく分かっていない、素人に毛が生えたレベルと言えます。何度も申し上げますが、業者選びの際は、蓄電池はもちろん、太陽光発電の取り扱い歴や実績などをしっかりと確認すべきです。

ケース4:蓄電池を購入したら太陽光発電の保証が無くなった

蓄電池のトラブルとして、蓄電池を導入した際に保証期間内だった太陽光発電の保証が適用されなくなったケースがあげられます。その原因としては、ハイブリッド型蓄電池を導入したことで既存の太陽光発電システムを変更することになり、メーカー保証の適用対象外になるためです。単独で機能する単機能型蓄電池であれば、既存の太陽光発電システムに大きく干渉しないので、太陽光発電システムの保証が無くなるトラブルを回避できます。

編集部より

今回のケースは、太陽光発電システムの保証について、営業マンがしっかりと理解していれば防げた事例です。もしくは、メーカーに確認を取っていれば、太陽光発電の保証が無くなるといったトラブルは起こりえなかったでしょう。営業マンの知識不足やいい加減な対応によって損をしてしまう可能性があるため、太陽光発電の保証についての知識もある業者を選ぶようにしましょう。

ケース5:補助金の申請が通らなかった

蓄電池の導入を促進しようと国や自治体が補助金制度を用意しており、制度を活用することでお得に導入することができます。ただし、蓄電池を導入すれば必ず補助金を受け取れるわけではなく、所定の要件を満たしていないといけません。要件の内容は制度によっても異なり、それを理解していないと蓄電池を導入しても補助金を受け取れず、コスト面で大きな痛手となってしまう可能性があります。

編集部より

補助金の申請が通らないというトラブルは、事前に情報を収集しておくことで回避できます。制度によって具体的な要件が異なるほか、細かい条件が設けられていることもあるため、補助金制度に詳しい業者を選ぶのがおすすめ。業者によっては、補助金申請の代行サービスを提供しているところもあります。

補助金のほかにも、固定資産税の特例措置や所得税の控除などといった税制優遇措置を受けられる場合もあるため、確認しておくと良いでしょう。

ケース6:施工不良でトラブルが多発

蓄電池を設置する際、施工不良によるトラブルが発生したというケースも見受けられます。施工不良によるトラブルの例としては、住宅の外壁が損傷した、配線工事のミスで蓄電池の性能に影響が出た、撤去予定だった既設のパワーコンディショナーを回収してもらえなかった、など。蓄電池の設置や配線工事などを行うには資格が必要で、自分たちで行うことはできません。業者に依頼するしかないからこそ、業者選びがいかに重要か分かる事例です。

編集部より

施工不良によるトラブルを防ぐには、業者のホームページから施工実績を確認するのがおすすめです。施工実績の多い業者であれば施工のノウハウを蓄積しているため、不十分な養生による外壁の損傷や配線工事のミスといったトラブルを避けられるでしょう。また、万が一の工事中の事故に備え、賠償責任保険の加入の有無や施工保証・工事保証の範囲などをチェックしておくことも重要です。

業者とのコミュニケーション不足が施工ミスの原因になる場合もあるため、しっかりとコミュニケーションを取ることもトラブルの回避につながります。

ケース7:相場からかけ離れた金額で契約した

ネット社会で蓄電池の相場も調べられる今、高額契約の被害にあうケースは少なくなってきています。ただし、インターネットで調べるという習慣がなかったり、インターネットを使用するのが苦手だったりする高齢者は、業者に言われるまま高額で契約してしまう傾向にあるようです。高額で契約してしまったとしてもクーリングオフ期間内であれば解約もできますが、「あんなに説明してもらったのに申し訳ない」と解約をためらう方もいます。

編集部より

高額契約のトラブルにあわないようにするには、複数の業者の価格を比較検討することが大切です。蓄電池の相場価格が大体どのぐらいか把握できていれば、業者から高額な金額を提示されたときに不審に感じることができるでしょう。また、業者から提示された初期費用をそのまま受け入れず、内訳について十分に確認し、あいまいな部分をハッキリさせておくことも高額契約を回避する重要なポイントです。

まとめ

以上の通り、蓄電池というものはまだまだ歴史が浅く、業者ごとに経験や知識、知見の差が大きく出やすく、また管理者と現場施工者の連携が上手くいかないといったことも起きがちです。それゆえ、はじめて蓄電池を導入するという場合には、蓄電池や太陽光発電に関するノウハウがあり、また下請けなどを使わない、自社施工を行っている業者がおすすめです。

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