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蓄電池の導入を検討している方のために、家庭用蓄電池を導入することのメリットとデメリットをまとめてみました。
家庭用蓄電池は、太陽光発電システムとあわせて使うことでさまざまなメリットが得られることから注目を浴びているシステムです。太陽光発電の固定価格買取制度が終了した(卒FIT)ことで、蓄電池の導入を検討する方も多くなっています。
メリットは豊富ですが、デメリットもないわけではありません。メリットとデメリットの両面をチェックして、導入するべきかどうかよく検討してみましょう。
まずは蓄電池を導入することで得られるメリットを見ていきましょう。
これまでは、太陽光発電した電気は電力会社に売り、利益を出すことができました。しかし買取り価格の固定制度が終わり、買取り価格は大幅に下落。いまは売電するよりも自家消費したほうがおトクです。
既に太陽光発電を導入済みの方はもちろん、これから導入する人にとってもおトクなシステムとなっています。電力会社から電気を買うよりも、太陽光発電でつくった電気を貯めて使う方が料金はおトク。
プランにもよりますが、深夜や早朝は電気を昼間より安く買うことができます。そのため電気を使わない夜のうちに、安く買える電気を貯めておくことで電気代を抑えることができます。
災害などで電気が使えなくなってしまった場合でも、蓄電池に電気が貯まっていればしばらくは電気を使うことができます。台風や大雨、地震といった災害に対する電力の備えが重要視されるようになり、蓄電池の万が一のための備えとしての役割も注目されるようになりました。
続いて、デメリットのほうも見ていきましょう。
電気を貯めておける量は、蓄電池によって所定の容量が決められています。無限に貯めておけるわけではないので、発電しても余ってしまう可能性があります。
一般的な充電池と同じように、蓄電池には寿命があります。一般的には10年ほどが寿命だとされていますが、メーカーや製品によって異なるので購入する前にチェックしておきましょう。
蓄電池を設置するスペースを確保しなければなりません。製品によってサイズは異なるので、設置できるスペースの大きさをよく確認して製品を選びましょう。
ここまで、蓄電池のメリットとデメリットを解説してきました。デメリットもありますが、メリットはかなり大きいことがおわかりいただけたでしょうか。メーカーによって得られるメリットやデメリットの大きさは異なります。製品選びはよく比較した上で行いましょう。
もし蓄電池をはじめて導入するなら、太陽光発電システムや蓄電池を専門にしている業者に相談することがポイント。太陽光発電を専門的に取り扱っていて、自社施工ができる会社なら、知見が豊富で適切なアドバイスが得られるのではないでしょうか。太陽光発電を長く取り扱っている業者ならベターです。メリットとデメリットについてよく相談しながら、メリットが最大化できるような蓄電池を選びましょう。
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