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蓄電池はとてもデリケートな製品なので、少しでも故障リスクを抑えるために、置き場所に注意しなければなりません。製品ごとに設置条件等が細かく設定されているので、購入するときにはよく確認しておきましょう。ここでは、蓄電池の適切な置き場所として一般的な条件をご紹介します。
屋内と屋外に分け、蓄電池を安心して置ける場所を見てみましょう。
屋内設置型の蓄電池であっても、その重さは約60~170kgあります。商品によっては非常に重いため、その重さに十分に耐えられる頑丈な床に置く必要があるでしょう。場合によっては補強リフォームが必要になるかもしれません。
熱や湿気がこもるような密閉された空間に蓄電池を置くと、蓄電池事態が熱を持って発火する恐れがあります。十分に換気の行き届いた場所に置くようにしましょう。
商品にもよりますが、蓄電池の作動中には、大なり小なりの運転音が生じます。気になる方には気になる音なので、少なくとも寝室や客間などの近くには設置しないほうが良いでしょう。
蓄電池に直射日光があたると、内部が極端な高温状態になることがあります。結果として蓄電池の性能が下がり、寿命も短くなってしまうことがあるので、屋外に置く際には直射日光があたりにくい場所を選ぶようにしましょう。
蓄電池に水が入ると故障の原因になるため、大雨でも機器内部に浸水しないよう、高い位置に設置することが大切です。浸水した状態の蓄電池には感電リスクもあることから、かならず防水対策を行うようにしましょう。
塩分によって蓄電池内部に絶縁不良が発生したり、金属部分が腐食したりすることがあります。沿岸地域にお住まいの方が蓄電池を設置する際には、場所に適した商品を選ぶことが大切です。
蓄電池内部に粉塵が侵入したことで、絶縁不良から発火にいったケースが報告されています。粉塵が舞いやすい場所に蓄電池を設置することは避けるようにしましょう。
蓄電池を不適切な場所に置くことのリスクを理解しておきましょう。
蓄電池の置き場所として、各メーカーは製品ごとに設置場所の条件を設定しています。この条件を無視した場所に設置した場合、万が一製品が故障したとしても、メーカーの保証対象外になるので注意しましょう。
長時間にわたって直射日光のあたる場所に置いていたり、または、潮風が強い場所に置いていたりすると、蓄電池は想定よりも早く劣化し故障することがあります。少しでも蓄電池を長持ちさせるためには、置き場所をよく考える必要があります。
蓄電池の内部に塩分や粉塵などが侵入すると、絶縁不良が発生して発火する恐れがあります。最悪の場合、そのまま自宅に延焼する恐れもあるので、置き場所には十分に注意しなければなりません。
十分な強度のない床の上に重量のある蓄電池を長期間置いていると、やがて床が抜けてしまったり座屈してしまったりする可能性があります。重量に耐えうる床なのかどうか、事前に業者に確認してもらったほうが良いでしょう。
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