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家庭用蓄電池における「定置型蓄電池」と「ポータブル蓄電池」の違いのほか、それぞれのメリットやデメリットについてまとめました。
家庭用蓄電池には大きく分けて「定置型」と「ポータブル蓄電池」の2種類があります。そもそも蓄電池とは電力を貯めておき必要に応じて使用できるものですが、どこで使用できるか、どのくらいの電気量を貯められるかが異なります。どちらにもメリット・デメリットがあますので、用途や目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
定置型蓄電池は据え置きタイプの蓄電池であり、一定の場所に固定して使用します。屋内タイプもありますが一般的には屋外に設置することが多く、専門業者による設置や配線工事が必要。
定置型蓄電池は太陽光発電と併用することができ、光熱費を大幅な削減が可能です。また、災害による停電時などにも大いに役立ち、蓄電していた電気を使って家電製品を稼働させることができます。
ポータブル蓄電池は持ち運びが可能な蓄電池です。ハンドルを使って持ち歩いたり、キャリーバックのようになっているタイプもあります。好きな場所に運んで使用することができるため、キャンプなどでも活躍。また、災害時の電力確保にも役立ちます。
ただしポータブル蓄電池は定置型蓄電池に比べて容量が小さく、容量は200~3,000Wh程度。ライトの電源やスマートフォンの充電程度なら問題ありませんが、大きな電力を必要とする家電製品の使用には向いていません。
定置型蓄電池のメリットは大きな容量によってたくさんの電気量を貯められること。太陽光発電と併用すれば蓄電した電気を効率的に使用でき、大幅な光熱費削減が期待できます。また、災害による停電時にも家電製品を使用することが可能。蓄電池の容量にもよりますが、照明やテレビ、冷蔵庫、エアコンなどを使用できるでしょう。
定置型蓄電池は導入コストが高く、持ち運べないのがデメリット。ポータブル蓄電池と比較して容量や光熱費削減効果には優れていますが、高額な費用や設置場所が決められてしまうのは注意すべきポイントです。
ポータブル蓄電池のメリットは持ち運びが容易な点です。設置工事が必要なくキャンプなど好きな場所へ運んで使用できるうえ、災害時にも活用可能。本体価格が定置型と比較して安い点もメリットでしょう。
一方デメリットとしては容量が小さい・太陽光発電との併用が不可のため光熱費削減にはつながらないといった点が挙げられます。また、使用電力が異なり、バッテリー対応外のものを使用すると故障する恐れもあります。
日本ではシャープやパナソニック、オムロン、京セラ、ニチコンなど多くのメーカーが蓄電池を開発・販売しています。
近年ではテスラやファーウェイなどの海外メーカーも参入しており、海外メーカーの蓄電池を利用している人も増えているようです。海外メーカー製品の大きなメリットは、国内メーカーと比較して価格が安い点でしょう。しかし保証の手厚さ等も含め、安全性で考えると日本製がおすすめです。
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